2007年7月28日土曜日

お化けや幽霊はこの世に存在しないといえるか?

突然ですが、オカルトの話です。
大学で化学の研究をして、サイエンスの一端を担った私ですが、
実はお化けや幽霊は、間違えなくいると思っています。

理由は1つ。科学で否定の証明は出来ないからです。
「科学的にお化けや幽霊がいないと証明できる」と某w大学のO教授は言いますが、科学の証明ほど怪しいものはありません。なぜなら、科学の証明とは「人もしくは人が間違えないと信頼する機械によって観測されたデータに基づく推論」でしかないのです。
つまり人や機械の分解能を超えた世界は間違えなく存在するのですが、科学的にはその世界は見ることが出来ないので、存在しないことになります。まさに「無の世界」です。「無の世界」としか認識出来ない場では、何も感じることが出来ないので、否定・肯定の概念すら無いわけです。
実例を挙げます。空に星が見えます。基本的には昔から星の状態は変わっていません。古代の人たちは裸眼で星を見て星座を作りました。衛星も月くらいは見えました。中世になるとガリレオが望遠鏡を発明し、より細かい木星・土星の衛星を発見しました。衛星を発見できなかった古代の人よりも、発見できたガリレオの方が賢くなったのかというと、そういうわけでなく望遠鏡という道具により分解能の高くなったので、見えないものが見えるようになったのです(ガリレオが賢くないということではありません)。現在では望遠鏡の性能はさらに向上し、銀河系外のものも見えます。銀河系外はガリレオには見えませんでした。望遠鏡の性能向上により、昔は何も見えない「無の世界」が、科学の土俵で裁くことが出来るようになったのです。ガリレオより優れているなどとは、口が裂けてもいえませんね。

お化けと幽霊の話に戻ります。私も人間の目を持っているので、普通にはお化けも幽霊も見えません。そこで、お化けも幽霊も絶対にいる、という仮定から考えてみます。存在するには何らかの形状が必要になり、これは(嘘か本当かわかりませんが)、人間や動物が何らかの形で接触したときの行動や体験談から推測をしていきいます。

曰く、
 1.「霊的な何かを感じた」
 2.「時々見える」
 3.「写真などの非人間的な目にも写る」
 4.「ものを透過する」
 5.「圧迫を感じる」
 6.「霊傷のような傷が出来た」などなど

ここからお化けや幽霊の特徴を考えてみると、「電磁波もしくは電磁波を媒体としたエネルギー体」ではないかと考えます。わかりやすく言うとラジオ波の化け物みたいなものです。1から検証していきます。
1からは普通には見えないのだから「人や機械では認識できないものである」ようです。今の機械の分解能の上をゆく波数や振動数を持っていたら、それはもう科学の範疇外になるわけです。だから見えないのが当たり前です。
2、3は、お化け・幽霊の状態や見る人によっては見えることがあります。1であげた電磁波であるとすると、お化け・幽霊の体調が悪いために波数や振動数が変わってしまうことも考えれるでしょう。我々人間の体調が悪いときに体温が上がるように。波数や振動数が変化し人の視覚でとらえられる領域に近づいてしまうと、人によっては見えたり感じたりすることもあります。我々はそういう人のことを「霊感の強い人」と呼んでいるのです。動物の方が感じることが出来る周波数は広域です。犬や鳥が霊を感じやすいのでは?という仮説も説明することが出来ます。
4について。ラジオは部屋の中でも聞くことが出来ます。1.4GHz帯の周波数を持つ携帯電話も部屋の中で聞くことが出来ます。ラジオ波よりもさらに波数が大きいもの、もしくは振動数が高い電磁波であれば物体を透過することも容易です。
5について。一般に人が「何か感じる」時は外的な要因によるものではなく、脳の中に発生する「何かを感じる仮想的な体験」を感じるといわれています。例えば、大人になってから右足の一部が無くなった人は、まだ足があった頃の記憶に基づいて、無いはずの右足の先に痛みを感じることがあります。これを「幻肢痛」といわれています。人間の脳内で何が起きているかは、今後の科学の研究対象となりますが、お化けや幽霊がエネルギー体であると仮定した場合、脳内に直接的に影響を与える何かがあっても、決しておかしくありません。幻覚、幻聴なども、同じような理由で説明できます。
6について。人の体は多くの部分が水により構成されています。すこし脱線します。水は水素と酸素から成り立つ分子量18と非常に軽いにも関わらず気体にならず、液体を保っています。酸素より重い硫黄で形成される硫化水素は、水よりずっと蒸発しやすく常温では気体です。従って水は化学の世界ではかなり奇特な物質であり、その挙動もよくわかっていません。例えば、お酒は基本的に舌に刺激があります。これはアルコールと舌の水の反応によるものです。ワインは熟成するに従ってまろやかになってきます。年単位の保管により、水とアルコールの水素結合が進むことにより飲んだときにアルコールが舌に与える影響が少なくなり、刺激がまろやかになると言われていますが、化学では証明されていません。そもそも年単位の水の挙動を調査するような奇特な科学者はいないのです。よって、これだけよく見る物質であるにもかかわらず、水の挙動はよくわかっていないのです。
話を戻します。その挙動がよくわかっていない水と、化学の分解能を超えた電磁波が巡り会ったときに、人の体で何が起こるか。想像できません。傷程度で収まるのは、幸せなことかもしれません。

まとめると、お化けや幽霊は存在して、その正体は「電磁波もしくは電磁波を媒体としたエネルギー体」であるということです。
おまえの論は怪しいって?怪しいです。でも否定することは出来ないのです。正否は今後科学の分解能があがることにより明らかになっていくでしょう。

最後の締めにONEPEACEでみたウィリー=ガロン(物理学者)の「人が空想できるすべての出来事は、起こりうる現実である」で閉めようかと思ったけど、ウィリー=ガロンって架空の人物なの?????マジで。。締めが。。。
酷いよ尾田栄一郎。。。。

ま、発想は自由なのは確かなんだけどね。。。(う、苦しい)

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